デトロイトがお家

デトロイト市内の大正3年に建てられた古民家を夫婦でリノベーション中。デトロイト情報も発信していきます!

デトロイトで陶芸

Pewabic Potteryというデトロイト市内にある陶芸スタジオで陶芸を習っています。このスタジオ、1903年に設立され(私の直している古民家より12年古い)、工場、陶芸教室スタジオ、ミュージアム、ショップがあり、これらが入っている建物は国から歴史的建造物として認めらているほど歴史的価値が高いもののようです。私の古民家の暖炉にもこのPewabic製のタイルが使われていましたし、今でも街の至る所に使用されているようです。

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ミュージアムは無料で入れますし、スタジオのツアーもあるようなので陶芸が好きな方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。小さい建物なのでショップでお買い物をしても2、3時間あれば十分周りきれると思います。ダウンタウンからバスでも行けます。

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デトロイト土産っぽいタイルもあるのでお土産にもいいのでは?

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アメリカに住み始めてから陶芸にハマり、オレゴン州ポートランドでは陶芸教室は二箇所ほど通っていました。デトロイトではPewabicに通い始める前はミッドタウンにあるSugar Hill Clayというスタジオに通っていました。デトロイトもポートランドもそうですが陶芸はとても人気がある印象です。Pewabicの教室も希望したクラスを取ることがどんどん難しくなってきています。Pewabicではガス釜があるので、電気釜での焼成の他にも、還元焼成(英語ではreductionと言います)とソーダを入れた焼成方法が選べます。酸化焼成以外の焼き方ができるスタジオは今までこのスタジオだけですし、私の古民家から自転車で通える距離にあるのもかなりありがたいです。

 

デトロイトの陶芸教室は2つとも焼成は全て無料ですし、スタジオはクラスがない時は解放してくれているので失敗を恐れずどんどん制作をすることができていいなと思います。

 

陶芸にもお国柄が出るもので日本では最初に丁寧に菊練りして気泡をしっかり抜き、芯だしをして粘土の粒子を回転に合わせることが基本のようですが、アメリカは基本的にできればなんでもいい、って感じのようです。制作中に気泡が見つかったらneedle tool(太い針がついた道具)でぷちっと潰せばいいよと教わりました。まあ、それでも出来るんですよね。沢山あるとめんどくさいけどさ。

 

将来的には私の古民家に陶芸スタジオを作る予定です。さて、何年後になることやら。でも夢があっていいじゃないか。